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第13章 Scene.12

　
　山賊の一人がチャイムを鳴らす。

　数秒のやり取りの後、自動で開かれる門。

「…もう、何もツッコまないからね……。アタシはおチンポ突っ込まれる方なんだから………」

「あ、姐御…ど、どうぞ………」

　きっとアタシは無表情だったに違いない。

　恐れてる山賊の一人に促されて敷地に入った。

「日本庭園まであるとか………」

　和洋折衷どころじゃない。

　どうなってる世界観。

「ささっ。こちらにどうぞっ」

　ヤケに大きな玄関を潜れば、ヤケに大きな絵画が数枚飾られ、ヤケに大きな彫刻まで置かれ、ヤケに大きなシャンデリアが吊り下げられた広いホール。

「建物…洋風の豪邸なのに……日本庭園………」

　緩い螺旋の階段を上がれば、ヤケに広い応接室へと通された。

「…アンタ達……ホントに……山賊なの？」

「？？　アッシ達は歴とした山賊で」

「…なんかもう………ヤるわよ？」

「ヒィィィィッ!?」

　ムシャクシャしてヤりました。

　後悔はしてません。