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びっちカノジョ 【1期目】
第15章 Scene.14
 
「…もう…良いと思うんだけどぉ?」

「そ、そう言っても……ボスがなかなか帰ってこねぇんですよ」

 痺れを切らしていた。

 ある程度の自由が有っても、やはり軟禁状態。

 一週間もそんな状態が続けば、性欲はどうにか出来てもフラストレーションはどうにも出来なかった。

 口を利いてくれたおばさんの予定からすれば、既に週単位で遅れてる。

 それを考えると、いい加減此処を出たかった。

「そのボスとやらは、一体どこに行ってるのよぉっ」

 ソファーに座って脚を組んだ爪先をパタパタ。

「い、いやぁ…いつも、ふらっと居なくなるんで………」

 アタシの不機嫌さを感じ取った山賊。

 大きな図体を小さく縮めて、ペコペコ頭を下げてる。

 ソファーに座る全裸のオンナに、厳つい顔と筋肉モリモリの山賊が弱腰になってる光景。

 周りの山賊たちは慣れたのか、目もくれなくなっていた。

「はぁ…何時になったらアタシ出れ」

「てぇへんだ、てぇへんだぁぁぁっ」
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