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びっちカノジョ 【1期目】
第15章 Scene.14
 
 エッチする体力は無尽蔵だと思ってる。

 でも、運動する体力は皆無に近いとも自負していた。

 しかも、爆乳おっぱいがバインバインッと弾んで、付け根に痛みまで感じ始めていた。

「ちょ、ちょっと…ハァ…ハァッ……休ま…ない?」

 長い廊下を走って、階段を上ったり降りたり。

 一体何処に居るのか分からなくなっていた。

「ちょっと此処じゃまだヤバいっス。
 もう少し走れないっスか?」

 荒く息を切らして、爆乳おっぱいが大きく波打つ。

 それに反応する余裕も無いほどの慌てよう。

「わ、分かった…わよっ」

 頑張りをムダにさせたくない気持ちが脚を動かした。

「あとちょっとで、少しは安全なトコが有るっス」

 未だに事態が飲み込めてない。

 でも、此処まで来たら、何か危機が迫っているとはイヤでも分かる。

 なに、この急展開。

 アタシを慎ましく送り出してくれる雰囲気は無い。

 山賊に腕を引かれながら、ヤケに広すぎる豪邸を走り回るしかなかった。
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