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月満る夜
第1章 彼女の元へ
今日は、満月の夜だった。
トマは、このときをずっと待っていた。
今夜彼は、大好きないとこのユリエの処女を奪うことを決意していたのだ!
満月の晩だけ、この国では好きな女性と交わることが許されていた。
たとえ未婚でも、婚外でも、この日だけは誰と関係を持っても構わないのだ。
だから、男女ともに月の満ち欠けにいつも注意を払っているのだ。
トマは、今か今かと指折り数えて待ち望んでいた。
彼はいとこの顔を思い浮かべた。
彼女は喋ることができないのだが、
可愛らしい笑顔と優しさが滲み出ていた。
それに、とびきりの美人なんだ!
トマは胸をドキドキさせ、夜が来るのを待っていた。
トマは、このときをずっと待っていた。
今夜彼は、大好きないとこのユリエの処女を奪うことを決意していたのだ!
満月の晩だけ、この国では好きな女性と交わることが許されていた。
たとえ未婚でも、婚外でも、この日だけは誰と関係を持っても構わないのだ。
だから、男女ともに月の満ち欠けにいつも注意を払っているのだ。
トマは、今か今かと指折り数えて待ち望んでいた。
彼はいとこの顔を思い浮かべた。
彼女は喋ることができないのだが、
可愛らしい笑顔と優しさが滲み出ていた。
それに、とびきりの美人なんだ!
トマは胸をドキドキさせ、夜が来るのを待っていた。