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第3章 紫色の欲情が創る世界
「偉月にそんな風に思って貰えるような人間じゃないんだよ、オレは」
なんだか
無性にイライラしてくる
「斗亜がどんな人間かは俺が決める…俺の心も俺が決める、それに従う」
「…オレ…結婚してるんだよ?オレの事、ほとんど知らないくせに、オレの人生背負えるの?」
「………ちっ、離婚してまえや」
「おま、え!?ちょ、極悪!?」
「そんくらい好きやねん!めっちゃ好きやねん!今かて一分一秒惚れてってんねん!何がどうとかわからへん!解ってるのは俺が斗亜を好きって事だけ!」