この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
隠匿シリーズ☆番外編
第8章 次期執事は誰の手に




「ディランが駄目となると……あいつしかいないか」


「彼、ですか」


「ああ。呼んでくれるか」


「……かしこまりました」


 レオと会話を交わし、すぐさま目的の人物を捜しにいく。そして彼にはなんの説明もなしに、とにかく付いてくるように言い、再びレオの執務室に戻ってきた。


「失礼しまーす。……って、なんかこの部屋寒くないですか!? 寒いし重い!」


「気にするな……キッシュ」


 ──そう。レオが呼んだのはキッシュだ。他にも使用人はいるにはいるのだが、執事は人前に出ることも多く、顔立ちが良くなければ務まらない仕事で。


 そうなると限られた人物しかなれない職種でもある。


 キッシュはまだ若く、背丈も低いものの将来有望さを感じる。


 黒鳶色の柔らかな髪に山吹色の瞳を持つキッシュは、成長すればさぞ美丈夫になることだろう。今でも侍女の間では美少年だと人気がある。


「あの……僕、なんで呼ばれたんでしょう? なんかしましたっけ?」


「いや、なにかするのはこれからだ」


「へ?」


「ところでな、キッシュ。お前、庭師の仕事にこだわりはなかったよな?」







.
/273ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ