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隠匿シリーズ☆番外編
第2章 王子様の憂鬱
「レ、オ……もっと……強く……」
半分ほど振り返り、潤む瞳でねだる彼女に理性が崩壊しそうになるが、レオは首を振って理性にしがみつく。
「まだだ、アリエッタ。もっと感じるんだ」
「や……、も……無理なの」
ギュッとリネンを握り、彼女はレオを促すように腰を振った。それを「こら」と叱り、腰を掴んで止める。
「感じれば感じるほど孕みやすいらしい。だからアリエッタがもっと感じて、乱れるまではねだっても
無駄だぞ」
「そ、んな……あ、んんっ」
秘芽を指で揺すり立て、さらに彼女の快感を誘った。
レオとて解放したくないわけではない。寧ろ剛直を保ったまま焦らされ、辛いのはレオのほうだ。
けれど母に言ったからではなく、レオ自身もアリエッタとの子を望み、彼女自身に本当の家族をつくってあげたかった。
そして子がアリエッタとレオの絆をより深めるだろうから。
そのためになら、辛かろうとも快感を追わず、歯を食いしばって耐えられる。
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