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隠匿シリーズ☆番外編
第2章 王子様の憂鬱
いよいよ堪えきれなくなったのは、それから随分と経ち、アリエッタが咽び泣き始めたころだった。
彼女の背に重なるように身体を折り畳み、体重をかけて深く深くへと己を挿し。
腰を叩きつけ、絡み付く襞を振り払うように律動した。
「やぁ……っ! レオ……っ、つよ、すぎるの……!」
「ねだったのはキミだろ」
そう言うレオの声は掠れ、余裕なさげに囁いて。ぐりっと最奥を抉ると、アリエッタの蜜襞はきつく収斂し。
その強烈な快感に背筋から腰にかけて愉悦が駆け巡り、最後の一滴までアリエッタの胎内に精を注いだ。
「あのね、レオ……。今、私すごく幸せよ」
寝台で寄り添うアリエッタがとろんとした眼差しでレオを見上げる。
「愛する人がこうして隣にいてくれて、すごくすごく幸せなの」
半分寝かかっている彼女はレオの胸に擦り寄り、唐突に告げる。
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