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秘密の香り
第14章 秘密の空間
細かく美しい白い泡がバスタブから溢れている

圭吾さんが用意してくれたお風呂にふたりで浸かり
抱きかかえられるような体勢で静かに身を任せ

耳に微かにかかる圭吾さんの息づかいを堪能する

やがて耳の裏に圭吾さんのくちびるが触れ
甘い声で優しく「いい香りだね…」とささやかれた



「圭吾さん…」


「ん…?」


「必ず…主人とは…離婚します…だから…」

言葉が詰まってしまう…

こうやって言葉にしてみて…
得体の知れない恐怖が押し寄せた


「待つよ…ずっと…待つから…」


ぎゅーっと抱きしめられる



「いつか必ず…一緒になろう…」


はい…と答えたかった…
でも声が出せず小さく頷いた


いつか必ず…一緒になる…


まるで離婚の決心が揺るがないように
そう何度も強く心の中で繰り返した


身体を隅々まで優しく洗ってもらい
濡れた髪を丁寧に乾かしてもらう

お姫様みたい…


大切に扱ってくれることがとても嬉しくて幸せ…


ベッドまで抱きかかえられる

「重く…ないですか…?」

「大丈夫だよ」

笑顔でそう言われ
たまらなくなり頰にキスをした

顔を赤く染めて照れる圭吾さんが可愛らしい


ベッドに寝かされ
ふたりのくちびるが甘く重なった…。





































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