この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘密の香り
第6章 秘密の場所
年末
敦と私の実家へ行き
一泊ずつ過ごした
そして
お家で静かに
ふたりでお正月を迎えた
敦のお正月休み最後の日
遅い初詣に出掛けた
穏やかなお正月を
過ごせたことに感謝し
今年の健康と平和と
そして
赤ちゃんを授かりますように、と
願った
相変わらず
敦との食卓は
虚しくなることが多い
それでも
抱き合い
求め合うと
愛情を感じた
淡々と毎日が過ぎていく
冬から春へ
春から夏へと
季節は巡っていた
少しだけ
生理が遅れて
もしかして…と
検査薬を試した
けれど
結果は陰性…
まぁ焦ることない…
心の奥底では
夢中になれるものが欲しかったのだ…
だから子供を望んでいるのかもしれない
たまに
ふと圭吾さんを思い出す
ロイヤルミルクティーや
ティラミスを目にすると…
その程度だ
もう大丈夫
恋心はもうない
ないよね…と
自分に言い聞かせた。
敦と私の実家へ行き
一泊ずつ過ごした
そして
お家で静かに
ふたりでお正月を迎えた
敦のお正月休み最後の日
遅い初詣に出掛けた
穏やかなお正月を
過ごせたことに感謝し
今年の健康と平和と
そして
赤ちゃんを授かりますように、と
願った
相変わらず
敦との食卓は
虚しくなることが多い
それでも
抱き合い
求め合うと
愛情を感じた
淡々と毎日が過ぎていく
冬から春へ
春から夏へと
季節は巡っていた
少しだけ
生理が遅れて
もしかして…と
検査薬を試した
けれど
結果は陰性…
まぁ焦ることない…
心の奥底では
夢中になれるものが欲しかったのだ…
だから子供を望んでいるのかもしれない
たまに
ふと圭吾さんを思い出す
ロイヤルミルクティーや
ティラミスを目にすると…
その程度だ
もう大丈夫
恋心はもうない
ないよね…と
自分に言い聞かせた。