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あなたの面影
第7章 意外な敵
気分を入れ換えるというよりはなにも考えないために私は料理を作った。
一仁さんは料理が得意というだけあり、調味料は一通り以上揃っている。
使い方はおろかどんな味がするかすらわからない調味料まである。
「なぁんかプレッシャーだよなぁ……料理が得意な男の人に料理作るのって……」
とはいえここは気負わず普段から作り慣れているものにする。
メニューはロールキャベツに決めていた。
キャベツを剥がしていき、芯の固い部分を削ぎ落とす。
しんなりするまで軽く茹でる間に種の方も作る。
挽き肉にナツメグを振り、素早く捏ねる。
玉葱人参と隠し味程度にセロリを刻む。
一仁さんは料理が得意というだけあり、調味料は一通り以上揃っている。
使い方はおろかどんな味がするかすらわからない調味料まである。
「なぁんかプレッシャーだよなぁ……料理が得意な男の人に料理作るのって……」
とはいえここは気負わず普段から作り慣れているものにする。
メニューはロールキャベツに決めていた。
キャベツを剥がしていき、芯の固い部分を削ぎ落とす。
しんなりするまで軽く茹でる間に種の方も作る。
挽き肉にナツメグを振り、素早く捏ねる。
玉葱人参と隠し味程度にセロリを刻む。