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あなたの面影
第7章 意外な敵
「えっ!? なにこれ!?」
部屋から怜香ちゃんの驚く声がして慌てて向かう。
彼女は私のアルバムを開いていた。
「ちょっと!? 怜香ちゃんっ、それは……!?」
「この人、あんたの元カレなワケ!?」
聡志の写真を見た彼女は驚いた顔をしていた。
「い、いいでしょ、そんなことっ……」
アルバムを奪おうとする私を彼女はひらりとかわす。
「お兄ちゃんに似てる……」
まじまじと見詰めた怜香ちゃんが呟く。
「で、でもっ!! お兄ちゃんよりずっとショボい感じ!!」
彼女が慌てて付け足したようなその言葉に怒りは感じなかった。
確かに二人は似てる。
けど雰囲気がどことなく違うのは私も思うから。
決して聡志がショボい感じな訳ではないけど。
部屋から怜香ちゃんの驚く声がして慌てて向かう。
彼女は私のアルバムを開いていた。
「ちょっと!? 怜香ちゃんっ、それは……!?」
「この人、あんたの元カレなワケ!?」
聡志の写真を見た彼女は驚いた顔をしていた。
「い、いいでしょ、そんなことっ……」
アルバムを奪おうとする私を彼女はひらりとかわす。
「お兄ちゃんに似てる……」
まじまじと見詰めた怜香ちゃんが呟く。
「で、でもっ!! お兄ちゃんよりずっとショボい感じ!!」
彼女が慌てて付け足したようなその言葉に怒りは感じなかった。
確かに二人は似てる。
けど雰囲気がどことなく違うのは私も思うから。
決して聡志がショボい感じな訳ではないけど。