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あなたの面影
第13章 笑顔の別れ

「そう。もう過去には縛られたくないから」
「じゃあ後輩の梶原君にしちゃう? そこそこ可愛いし、瑞波って面倒見いいから意外とお似合いかもよー!!」
亜利砂はわざとらしい軽薄な笑いをあげて、お箸でわたしを指差した。
「やめてよ……梶原君は……弟みたいなもんだし」
と言いつつも私は一瞬頭に梶原君を思い浮かべてしまう。
亜利砂は「はぁ」とため息をつき、うつ向く。
「亜利砂?」
「ごめん……やっぱ無理だわ……」
「無理?」
何が無理なのと聞く隙は与えられなかった。
「ごめん。今の瑞波見てるとイライラする……」
顔をあげた亜利砂は顔をひきつらせて震えていた。
「なっ……えっ……?」
親友の豹変に思わず身構えてしまった。
「じゃあ後輩の梶原君にしちゃう? そこそこ可愛いし、瑞波って面倒見いいから意外とお似合いかもよー!!」
亜利砂はわざとらしい軽薄な笑いをあげて、お箸でわたしを指差した。
「やめてよ……梶原君は……弟みたいなもんだし」
と言いつつも私は一瞬頭に梶原君を思い浮かべてしまう。
亜利砂は「はぁ」とため息をつき、うつ向く。
「亜利砂?」
「ごめん……やっぱ無理だわ……」
「無理?」
何が無理なのと聞く隙は与えられなかった。
「ごめん。今の瑞波見てるとイライラする……」
顔をあげた亜利砂は顔をひきつらせて震えていた。
「なっ……えっ……?」
親友の豹変に思わず身構えてしまった。

