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ダークサイド・ムーン- 催眠術師の秘密倶楽部 序章 -
第9章 妹から女へ

「…今から用意するから…もうちょっと…かかるわよ…」
「…え~…お腹空いた~…」
母の答えに瑠奈が子供の様に反応する。
「じゃあ、瑠奈。ご飯ができるまで、お兄ちゃんが良い物見せてあげるよ」
「…えっ!?…何っ?…何っ?…」
好奇心旺盛な瑠奈がソファーから起き上がる。
僕は白い紙にボールペンで2つの点を描く。
「右の点を右眼で、左の点を左眼で見て」
点を描いた紙を瑠奈の前に置く。
「…いいよ…」
瑠奈はキラキラした眼で点を見つめる。
瑠奈への催眠誘導の始まりだ。
母の時はクスリを使った。
瑠奈にはクスリ無しで催眠術をかけて見る。
「…ん~…難しいなぁ…」
力が入った瑠奈の眼球がプルプルと震える。
「集中して。瑠奈。黒い点に集中してごらん」
「…うん…」
僕は極めて焦らず、瑠奈の反応を確認しながら進めていく。
「集中していると、瑠奈には、黒い点しか見えなくなってくるよ。周りの物がボヤけて、黒い点しか見えなくなってくるよ」
「…」
集中している瑠奈からは返事はないが、瑠奈の心は僕の言葉に誘導されていく。
「黒い点を見ながら、僕の声に集中して。僕の声に集中していると、瑠奈には周りの音が聞こえなくなって、僕の声しか聞こえなくなってくるよ」
「…」
「ジーっと、黒い点を見つめていると、瑠奈の瞼が、だんだんと重たくなってくる。瑠奈の瞼が重たくなってくる」
「…」
瑠奈の瞼がピクピクしだした。
「瑠奈の瞼が、だんだんと重たくなってくる。我慢できないくらい、重たくなって、ゆっくりと閉じていく。瑠奈の瞼は、ゆっくりと閉じていく。閉じていく」
僕の言葉に従い、瑠奈の瞼がゆっくりと下がっていく。
「…え~…お腹空いた~…」
母の答えに瑠奈が子供の様に反応する。
「じゃあ、瑠奈。ご飯ができるまで、お兄ちゃんが良い物見せてあげるよ」
「…えっ!?…何っ?…何っ?…」
好奇心旺盛な瑠奈がソファーから起き上がる。
僕は白い紙にボールペンで2つの点を描く。
「右の点を右眼で、左の点を左眼で見て」
点を描いた紙を瑠奈の前に置く。
「…いいよ…」
瑠奈はキラキラした眼で点を見つめる。
瑠奈への催眠誘導の始まりだ。
母の時はクスリを使った。
瑠奈にはクスリ無しで催眠術をかけて見る。
「…ん~…難しいなぁ…」
力が入った瑠奈の眼球がプルプルと震える。
「集中して。瑠奈。黒い点に集中してごらん」
「…うん…」
僕は極めて焦らず、瑠奈の反応を確認しながら進めていく。
「集中していると、瑠奈には、黒い点しか見えなくなってくるよ。周りの物がボヤけて、黒い点しか見えなくなってくるよ」
「…」
集中している瑠奈からは返事はないが、瑠奈の心は僕の言葉に誘導されていく。
「黒い点を見ながら、僕の声に集中して。僕の声に集中していると、瑠奈には周りの音が聞こえなくなって、僕の声しか聞こえなくなってくるよ」
「…」
「ジーっと、黒い点を見つめていると、瑠奈の瞼が、だんだんと重たくなってくる。瑠奈の瞼が重たくなってくる」
「…」
瑠奈の瞼がピクピクしだした。
「瑠奈の瞼が、だんだんと重たくなってくる。我慢できないくらい、重たくなって、ゆっくりと閉じていく。瑠奈の瞼は、ゆっくりと閉じていく。閉じていく」
僕の言葉に従い、瑠奈の瞼がゆっくりと下がっていく。

