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仔猫と狼
第14章 進行
放課後。
山田さんから急遽貰ったメールの通り、都内のスタジオの前にやってきた。
山田さんからのメールによると、こないだの猫の役としてのCM用の録音だそうだ。
代役を建てても支障のない役柄だったが、来れるなら代役を建てるよりもずっといい。
とのことだった。
放課後なんて、友達のいない私には予定なんてある訳がなくて…。
更には頑張るって決めた日の1日目だ。
このチャンスを生かそうと、勿論努力をする。
スタジオの中に入るとこないだの収録にもいたスタッフさんに会うことができた。
制服姿の私をみてお疲れ様と優しく声をかけてくれる。
疲れているのはスタッフの皆さんの方なのに有難い限りだ。
私はお礼をいい、スタッフさんに案内された部屋の中に入って行った。