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仔猫と狼
第1章 隣の家に
隣の家に引っ越し屋のトラックが来ていた。


春だし、珍しくもないか…。



私は、特に気にも留めず家の中にはいった。


「疲れた…。」



今日も特に目立つこともせず過ごせた…。


影の様に…

私は毎日を過ごす。



「んー…。今日、見たいアニメあるし…今のうちにお風呂入っちゃうか…。」



嫌な事を考えるのは止めよう。


私は、着替えを持って、風呂場に向かった。




「あ、iPhone忘れるとこだった…。」


あわてて、部屋に取りに行く。


「この時間なら、迷惑じゃないよね…?」



お風呂場に戻り、音楽を再生した。


「ーーー♪」

流している音楽にあわせて歌う。



この時が、一番落ち着く時間だ。



数曲歌い終わり、私はお風呂を上がった。






「ふぅー。スッキリした。」



身も心もスッキリしたところで、家のチャイムが鳴った。


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