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仔猫と狼
第10章 知らない




片岡に一発抜かせようと床に座らせて、ソレを出そうとした。





さっき触らせた時に息を飲んだのが聞こえたし、さっきだって耳まで真っ赤だったんだ、きっと逃げようとしているはずだ。















…そう思ってたのに…。






またしても、こいつは思い通りの行動をしていなかった。








呆然と俺のことを見ていた。






純粋な瞳で…。







そこら辺の女とは違って、誘うような瞳もせず…。






商品を値踏みするような瞳でもない…。






人間が水族館の水槽をみるような…綺麗なものを見た時の瞳だった…。












「…そんな目で俺をみるな…!」







俺は、ベッドの近くに落ちていた布で片岡の瞳を隠した。




そして、有無を言わせないまま片岡の口を開き指で唾液の分泌を促す。







「んあ!」







「お前には、俺の性処理に付き合ってもらうぜ。ついでにお前も気持ちよくしてやるよ。」








片岡は口からよだれを垂らしながら、戸惑う様子を見せた。











…でも…、逃げたり、抵抗したりは決してしなかった…。












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