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仔猫と狼
第10章 知らない
鳥居さんがなにを考えているのか、私自身がこの感情がなんなのかわからないまま、ぼーっとしていた。
「おい。」
鳥居さんにそう呼ばれて、彼の…ソレを触れさせられた。
「…!」
熱いっ!
触れさせられたことで、さっきまでのことが恥ずかしくなってきた。
…そうだ、私は鳥居さんに身体を開かれそうになったんだ…。
今にも消えてしまいたいほどに顔が熱くなった。
「片岡…。これ…奉仕してくれるだろ…?」
片方の手で顔を隠している私に鳥居さんは艶っぽい声で囁いた。
もう、耳まで真っ赤だ…。
身体の上から重みと温もりが消えたかと思うと、急に身体が浮いた。
「え!」
びっくりして思わず顔を隠していた手を外すと、鳥居さんに持ち上げられて、床に座らさせられた。
鳥居さんを見るとズボンのジッパーに手をかけ金具をおろし、ソレを出そうとしていた。
その姿はとても官能的で…綺麗だと思った…。
男の人に綺麗っていうのは変だけど…。