
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
非モテ連合国
第2章 バイト

バイト帰り、田中はホクホクしながら帰っていた。
こんなにも心踊ったのは何年ぶりか。
(あー夢のような時間だった……仕事に身が入らなかった……今日はオナニー無しだ)
次の日、田中はわくわくしながらバイト先に赴く。
美沙は他のバイト仲間と話していたため、無言で着替える。
バイト中もずっと意識し、近付くたびに火照っていた。
そこまではいい。
だが田中は話しかけない。
普通の人ならあの会話をきっかけに更に仲を深めるため話し掛ける。
田中はそれをしない。
いや出来ない。
(あぁ……話し掛けてくれないかなぁ……メアドくれませんか?ってなんて言われたり……)
あろうことか田中は妄想に浸かっていた。
しかも他力本願な妄想。
妄想でさえも人任せ。
この童貞の思考、恋愛ではこれが一番危ない。
まさに地獄に直結する道。
1度話し掛けてきたなら相手は自分に気があると勘違いするのはまさに泥沼。
嵌 ま っ て い る す で に 泥 中 首 ま で
こんなにも心踊ったのは何年ぶりか。
(あー夢のような時間だった……仕事に身が入らなかった……今日はオナニー無しだ)
次の日、田中はわくわくしながらバイト先に赴く。
美沙は他のバイト仲間と話していたため、無言で着替える。
バイト中もずっと意識し、近付くたびに火照っていた。
そこまではいい。
だが田中は話しかけない。
普通の人ならあの会話をきっかけに更に仲を深めるため話し掛ける。
田中はそれをしない。
いや出来ない。
(あぁ……話し掛けてくれないかなぁ……メアドくれませんか?ってなんて言われたり……)
あろうことか田中は妄想に浸かっていた。
しかも他力本願な妄想。
妄想でさえも人任せ。
この童貞の思考、恋愛ではこれが一番危ない。
まさに地獄に直結する道。
1度話し掛けてきたなら相手は自分に気があると勘違いするのはまさに泥沼。
嵌 ま っ て い る す で に 泥 中 首 ま で

