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《番犬》が女に戻るとき...
第11章 カリスマな御三人

梗子の弁当の玉子焼きはいつもふわふわだ。半分だけをかじった後の断面からは、半熟の黄身がしみでている。

残った半分も食べた梗子が話しはじめた。


「その子だけじゃないわ。篠田くんが入学してからわたしのクラスの子も意識してるみたいだし…」


「──…」


茜もとっくに気づいていた


零はモテる──と。


新たなカリスマがもうひとり
凰鳴に降臨したというわけだ。



零が停学で学校に来ない間にも、その人気は爆発的に急上昇。見舞いをつくって茜に手渡す2年の女子はものすごい数だった。


時期に、他の学年にも零の人気は広まるだろう。



その事を茜は知っているし

理由だってわかっている。



あいつが──篠田が、モデル並みのイケメンだからだ。


背も高い、聞く話によると頭もいい。




「わたし…嬉しいの。今までこの学校には、男の子と女の子の間に壁みたいなのがあったでしょう?」


「…そうだね…」


「それが薄らいでる証拠のような気がして、ね♪」


女生徒にとって、凰鳴の男達はだらしがなくて下品な存在だった。

だから、こんな風に特定の男子に盛り上がる女子の姿がここでは珍しい……。


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