この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
《番犬》が女に戻るとき...
第23章 夢を語る瞳

「すっかり愛想のないやつになったな…」

それまで仲の良かった4組の男子たちにさえ、だいたい似たような態度だ。


「ホームシックじゃね?」

「ばーか。ハルクは中学時代から日本に住んでるって言ってたろ」

「そうだっけ…」


クラスいちのお調子者が、すっかりクールキャラに変わってしまったのだ。

こんなハルクは面白くない。
…と、男子たちは不満げだ。

一部の女子の中からは、むしろそのキャラに萌えポイントを掴まれている子もいるようだが。




「…あの噂はマジかな。久藤にちょっかい出しすぎて、キレられたって話」


「大いに有り得るな。ハルクのやつ、…恐ろしいくらい気安く、番犬に接してたからなー。いつか痛い目見ると思ってたん…──」


「──…私がどうした」



‥‥‥



ハラリ



男子生徒の手から、持っていたプリントが落ちた。



彼等は固まったまま動きそうにないので、ふんと鼻を鳴らした茜は二人の横を通りすぎ、自分の机に鞄を置いて席についた。


/613ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ