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潜む欲望
第2章 許されざる関係①

『ピンポーン』
突然のインターホンの音に、私の身体がビクッとした。
時計を見ると予定の時間より少し早かった。
お母さんが玄関に出迎えに行った。
「こんばんわ~!」
「あら、いらっしゃい!ユウスケ君」
「お久しぶりです(笑)」
「久しぶりね~!今丁度夕飯の準備してた所なのよ(笑)」
「予定より早く着いてしまって(笑)何か、すみません(笑)」
「いいのよ(笑)気にしないで!とりあえず入ってゆっくりしててちょうだいね。」
「それじゃあ、お邪魔します(笑)」
お母さんにリビングへ通されたお兄ちゃんがキッチンにいる私を見つけると、目を細めてニコッと微笑んだ。
目が合った私は、恥ずかしくて一瞬目を逸らしてしまった。
「よぉ、レイナ!久しぶり(笑)エプロン姿もなかなか可愛いな(笑)」
ますます顔が火照るのを感じた。
「い、いらっしゃいユウスケお兄ちゃん///」
思わず声が上擦ってしまった…。

