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潜む欲望
第2章 許されざる関係①

しばらく旅行話で盛り上がった後、私は明日提出する宿題がある事を思い出した。
「それじゃあ…、私は宿題あるから部屋に戻るね。お兄ちゃんゆっくりしていってね。」
「なんだ、そういう事なら久々に俺が宿題見てやろうか?(笑)」
「えっ?!///そんな…っ、大丈夫だよっ!///」
そう言いながらも、心の中では期待に胸が膨らんでいた。
「遠慮するなよ(笑)最近あまり見てやってなかったからな。どれどれ、レイナの学力測定でもしてやるか!」
「じゃあレイナ、部屋行くか(笑)」
そう言ってお兄ちゃんはお母さん達に手を振りながら戸惑う私の背中を押してリビングを後にする。
久々に2人きりになるのは嬉しい反面、恥ずかくて、部屋が近づくにつれ、私の鼓動が早鐘を打つ。
背中に触れているお兄ちゃんの手の感触を感じながら、階段を一歩ずつ上がる。

