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潜む欲望
第2章 許されざる関係①

お兄ちゃんの指や手が肌を滑る度に、快感と羞恥と恐怖で思考は混乱し、身体がゾクゾクと震えた。

「レイナの肌…スベスベで気持ちいいね。」

そう言って、お兄ちゃんの手がスルスルと襟元から侵入してくる。

「んっ…!やめ、て…」

「なら、ちゃんと答えて…」

お兄ちゃんが再度私に口付ける。

「あっ…」

舌先で私の唇をなぞり、私の舌を絡め取る。

「はぁっ…んんっ………す…きっ。」

「…はっ、聞こえない…、もっと、ちゃんと」

私の精一杯の言葉は、お兄ちゃんのキスに乱され飲み込まれてしまう。

クチュクチュと、舌を絡ませる卑猥な音が部屋の中に響く。

私の理性は容易く崩れ去り、

「…んっ…お、兄ちゃ…ん、好きっ!」

長年胸に秘めてきた想いが、とうとう溢れてしまった。

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