この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
潜む欲望
第2章 許されざる関係①
お兄ちゃんの指や手が肌を滑る度に、快感と羞恥と恐怖で思考は混乱し、身体がゾクゾクと震えた。
「レイナの肌…スベスベで気持ちいいね。」
そう言って、お兄ちゃんの手がスルスルと襟元から侵入してくる。
「んっ…!やめ、て…」
「なら、ちゃんと答えて…」
お兄ちゃんが再度私に口付ける。
「あっ…」
舌先で私の唇をなぞり、私の舌を絡め取る。
「はぁっ…んんっ………す…きっ。」
「…はっ、聞こえない…、もっと、ちゃんと」
私の精一杯の言葉は、お兄ちゃんのキスに乱され飲み込まれてしまう。
クチュクチュと、舌を絡ませる卑猥な音が部屋の中に響く。
私の理性は容易く崩れ去り、
「…んっ…お、兄ちゃ…ん、好きっ!」
長年胸に秘めてきた想いが、とうとう溢れてしまった。