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潜む欲望
第2章 許されざる関係①
しばらくして、私の唇はやっと解放された。
放心状態の私を見つめ、お兄ちゃんがクスリと笑みを零す。
「レイナのその顔、そそられる…。」
そう言って私の唇をペロリと舐めた。
「あっ…」
敏感になった私の身体がピクッと反応するのを見て、お兄ちゃんが悪戯っぽく笑う。
彼の指が頬に触れた後、首筋を伝い鎖骨を撫でる。
「んっ…、お、お兄…ちゃん…」
「レイナ…、俺のこと、好き?」
耳元で甘く囁かれ、全身が粟立つ。
低く艶めいた声が私の鼓膜を震わせ、理性を揺るがす。