この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
アイドルの仕事は男を誘惑することだ
第6章 開花の時
「やっぱり、可愛いなあ・・・」
吉川は独り、自室でそうつぶやいた。
半年前、この部屋で初めてセックスしたこと子は、もはや手の届かない存在になっている。
吉川もまた他の多くの男たちと同様、
雑誌のグラビアを通してでしか、こと子とつながることができなくなったのだ。
吉川はあれ以来こと子に何度もメールを送ったが、
彼女から返事が来ることは二度となかった。
無事にデビュー出来、とんとん拍子に売れていった彼女は、
きっと忙しくてメールを返信する時間もないのかもしれない。
学校にも、ほとんど来なくなった。
もう、自分のことなど忘れてしまったのかもしれない・・・。
吉川はそう思い、とても切なくなった。
吉川は独り、自室でそうつぶやいた。
半年前、この部屋で初めてセックスしたこと子は、もはや手の届かない存在になっている。
吉川もまた他の多くの男たちと同様、
雑誌のグラビアを通してでしか、こと子とつながることができなくなったのだ。
吉川はあれ以来こと子に何度もメールを送ったが、
彼女から返事が来ることは二度となかった。
無事にデビュー出来、とんとん拍子に売れていった彼女は、
きっと忙しくてメールを返信する時間もないのかもしれない。
学校にも、ほとんど来なくなった。
もう、自分のことなど忘れてしまったのかもしれない・・・。
吉川はそう思い、とても切なくなった。