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『うぅ』としか鳴けない
第5章 屋外
『灯子は不完全燃焼のようだな(笑)』

『御主人様ぁ…』

灯子は熱い躯を鎮めるより、被虐を選び、主の酷い調教を欲していたのだが、灯子の心中を察した主は………

『気高い灯子に戻りなさい。』

そう言って部屋を出てしまった。

灯子の躯は、なかなか「気高い灯子」には戻れるはずもなく……ひとり取り残された躯を自身の手で鎮めるという、今までの灯子からは考えられない行動に出た。

自ら目隠しをすると、大きな窓に向かい、ガラスに裸体を張り付け、ガラス越しに愛する人が居るかのように口を大きく開き、エロチックにキスをしながら腰をくねらせた。

押さえ付けられている乳房を擦り、両手を上げてガラスに張り付いたまま悩ましくうごめき、開いた口からは「タラリ」とよだれが流れる……



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