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『うぅ』としか鳴けない
第6章 鬼畜に鳴く悦び
躯中が蚯蚓腫れになり、鞭の擦り傷、切り傷ができるほど鞭打たれ、意識が朦朧としてきた。

既に 正座の脚は感覚はなく、思考能力は0に等しかった。

悲鳴すら出ない、ボロボロの雑巾の灯子であった………



躯中の激痛に目が覚めた灯子はベッドに磔にされていた。

『ぶざまだな(笑)』

『御主人様……』

『薬だ。飲め。』

口に錠剤を含ませるとジョウゴを挿して水を流した。

『ゲホッ!ゲホゲホ…』
『うぅ…』

水にむせ、咳をすると躯中が激痛に襲われた。

決して優しくはないが、塗り薬をゴシゴシと塗り込む。

高熱だけの汗ではない汗が吹き出す。

『寝てろ。』

『御主人様……おしっこ…』

『垂れ流せ。おむつをしてるだろ!』

主は冷たく言い放つと「バタン!」とドアを閉めた。

朦朧とする意識はまた眠りに落ちた………



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