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『うぅ』としか鳴けない
第8章 苦い過去の記憶
『瑞葉、ハーブティーを作ってみろ。』

『はい、御主人様。』

優雅で淀みない動き。
『合格だ。』

食器の扱い。
『まあ、いいだろう。』

トレイに乗せ、運び仕種。
『及第点だな。』

『御主人様、ハーブティーをお持ち致しました。』

『ん、美味い。よくできたな。』

『ありがとうございます。』

『褒美が必要だな。瑞葉、裸になりなさい。』

『はい、御主人様。』

X柱に寄り掛かり、M字開脚。

首輪を嵌め、チェーンは柱に括る。頭の上下が出来なくなった。

両手は天井から吊る。

胸と腰に、うっ血するほどきつく縄をかける。

最後にMに曲げた膝。やはり天井から吊る。閉じられないように。

『マリオネットみたいだな(笑)』



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