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『うぅ』としか鳴けない
第10章 灯子 第三章
間をおくことなく、灯子は転がされたまま、5本の手に持たれたバラ鞭が、蝋に代わって躯中に浴びせられた。

『うっ、うっ、うっ、うっ……』

灯子の目からは、とめどなく涙が溢れ、痛みと疼きに鳴くしかなかった。

隅で、その様子を見ている主は、ボロボロになる灯子を庇いに飛び出したい衝動と、痛みに泣きながらも、疼き、喘ぎの中で感じ入り、身悶え鳴く灯子に引き込まれている自分に動けなくもなっていた。

黄金の大蛇は、深紅の大蛇へと変貌し、傷だらけの灯子は、まるで蛇が這うかのように、床の上をうごめいていた………


そう


灯子は快感の渦の中で、白い液をしとどに溢れさせ、アクメを迎えようとしているのだ…!!



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