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『うぅ』としか鳴けない
第11章 慟哭
母は1時間経っても2時間経っても、部屋には来なかった。
泣き叫ぶ声も、何かに当たる音も、何も聞こえなかった。
母はリビングルームには居なかった……
『お母様?』
灯子は、母のドレッシングルームへと向かった。
『うぅぅっ…うぅぅっ…』
母のむせび泣く声が聞こえた。
『ごめんなさい…お母様…』呟いた。
「コンコン…」『お母様?』
『灯子?少しだけ待って。』
……………………………
『いいわ、入って。』
『お母様…私…泣かせてしまったのね…』
『灯子、ごめんなさいね…私は、物分かりのいい母にはなれそうにないわ…』
『わかっているわ。私の行動は、そんな簡単には許されないことだわ。』
『でも、お母様。私は、お母様とこうして話せることに、とてもとても深い母の愛を感じてならないの。』
泣き叫ぶ声も、何かに当たる音も、何も聞こえなかった。
母はリビングルームには居なかった……
『お母様?』
灯子は、母のドレッシングルームへと向かった。
『うぅぅっ…うぅぅっ…』
母のむせび泣く声が聞こえた。
『ごめんなさい…お母様…』呟いた。
「コンコン…」『お母様?』
『灯子?少しだけ待って。』
……………………………
『いいわ、入って。』
『お母様…私…泣かせてしまったのね…』
『灯子、ごめんなさいね…私は、物分かりのいい母にはなれそうにないわ…』
『わかっているわ。私の行動は、そんな簡単には許されないことだわ。』
『でも、お母様。私は、お母様とこうして話せることに、とてもとても深い母の愛を感じてならないの。』