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『うぅ』としか鳴けない
第11章 慟哭
『お母様、私を見て。私、幸せそうな顔をしていなくて?艶やかな肌ではなくて?』
『穏やかで、眩しいくらい輝いているわ…』
『琢磨さんのおかげなのよ。あの時、家を出ずに、お父様やお母様に守られて、そのまま家に居たなら、今の灯子は居ないわ。』
『お父様、お母様に、健やかに育てていただいた灯子が、自分の足で歩き出す時だったのよ。
お母様。私、お炊事もお洗濯も、周りのお友達と同じ様に、一通り、自分でできるのよ。』
『何もしなくてよかった灯子が…手を荒らして…』
『違うわ。嬉しいのよ、それに、手も荒れてないわ。女の悦び…そう、女の悦びを、身も心も知ったのよ。』
『ねぇ、お母様。私、今、とても幸せなの。わかって。純粋な心を育ててくださったお母様のおかげよ。』
『穏やかで、眩しいくらい輝いているわ…』
『琢磨さんのおかげなのよ。あの時、家を出ずに、お父様やお母様に守られて、そのまま家に居たなら、今の灯子は居ないわ。』
『お父様、お母様に、健やかに育てていただいた灯子が、自分の足で歩き出す時だったのよ。
お母様。私、お炊事もお洗濯も、周りのお友達と同じ様に、一通り、自分でできるのよ。』
『何もしなくてよかった灯子が…手を荒らして…』
『違うわ。嬉しいのよ、それに、手も荒れてないわ。女の悦び…そう、女の悦びを、身も心も知ったのよ。』
『ねぇ、お母様。私、今、とても幸せなの。わかって。純粋な心を育ててくださったお母様のおかげよ。』