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『うぅ』としか鳴けない
第13章 結婚への道のり
そして、当日。
アフタヌーンティーの頃合いに、二人は芝崎邸に到着した。
「カランカラン…」
『はい。ただいま。』
主も灯子も緊張していた。
穏やかな笑みを湛えた母が出迎えてくれた。
『琢磨さん、先日は失礼しました。さあ、どうぞお入りになって(笑み)』
『はい、失礼します。』
応接間ではなく、リビングルームに通された。
灯子は安堵した。リビングルームに入るということは、それだけ心を開いていることを意味するからだ。
『お母様、ケーキよ。ティーのお供にと思ってね。』
『ありがとう、いただくわ。』
『あ…お父様…』
リビングルームに灯子の父親が入って来た。
アフタヌーンティーの頃合いに、二人は芝崎邸に到着した。
「カランカラン…」
『はい。ただいま。』
主も灯子も緊張していた。
穏やかな笑みを湛えた母が出迎えてくれた。
『琢磨さん、先日は失礼しました。さあ、どうぞお入りになって(笑み)』
『はい、失礼します。』
応接間ではなく、リビングルームに通された。
灯子は安堵した。リビングルームに入るということは、それだけ心を開いていることを意味するからだ。
『お母様、ケーキよ。ティーのお供にと思ってね。』
『ありがとう、いただくわ。』
『あ…お父様…』
リビングルームに灯子の父親が入って来た。