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『うぅ』としか鳴けない
第28章 M女として生きる
私は、愛してやまないあなたという人と結ばれ、二人の子供にも恵まれたわ。
母親として、立派に子供を育てたい、育てなければいけない、って、力んでいたのね。
だんだん、金崎琢磨の妻であること、主の愛奴であることを疎かにしてしまった。
おざなりのSEXで誤魔化し、あなたの気持ちにも気づかないふりをしていたのよ……ごめんなさい……
『灯子、謝ることはない。二人を育てるのは大変なことだよ。』
『ありがとう、あなた。』
でも、そんなあなたの優しさにあぐらをかいて、私は最低の女になっていたのね……
今日……それがわかったのよ。
『あなたも気づいていらしたのでしょう?』
『……あ、あぁ……』
母親として、立派に子供を育てたい、育てなければいけない、って、力んでいたのね。
だんだん、金崎琢磨の妻であること、主の愛奴であることを疎かにしてしまった。
おざなりのSEXで誤魔化し、あなたの気持ちにも気づかないふりをしていたのよ……ごめんなさい……
『灯子、謝ることはない。二人を育てるのは大変なことだよ。』
『ありがとう、あなた。』
でも、そんなあなたの優しさにあぐらをかいて、私は最低の女になっていたのね……
今日……それがわかったのよ。
『あなたも気づいていらしたのでしょう?』
『……あ、あぁ……』