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『うぅ』としか鳴けない
第28章 M女として生きる
エゴよね。あなたが連れて来た女性に、醜いジェラシーを覚えたわ。
あなたがなさることに、違和感を覚えるまで気づかなかったわ。
今の私が、あなたに似つかわしくない女に成り下がっていたことすら。
あなたは いつからわかっていたの?
『2年前だよ。子供達が1歳を過ぎた頃から。』
『え?!』
『ほんの些細なことに違和感を覚えた。それから、時々ね。それが確証に変わるまで、そんなに時間はかからなかった。』
『……なんてこと、なんてことなの………』
あなたがなさることに、違和感を覚えるまで気づかなかったわ。
今の私が、あなたに似つかわしくない女に成り下がっていたことすら。
あなたは いつからわかっていたの?
『2年前だよ。子供達が1歳を過ぎた頃から。』
『え?!』
『ほんの些細なことに違和感を覚えた。それから、時々ね。それが確証に変わるまで、そんなに時間はかからなかった。』
『……なんてこと、なんてことなの………』