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『うぅ』としか鳴けない
第4章 美しき奴隷
目を覚ますと、灯子は柔らかいベッドの中にいた。


『御主人様…』

『気がついたか、特別に俺のベッドだ(笑)』

『灯子…粗相をしました…片付けなければ…』

起き上がろうとした時、フワッといい香りがした。

『えっ?!』

『もうひとつ特別だ。お前を洗って、全て片付けて寝かせてやった(笑)』

実は、主は照れ臭いのだ。ここまでしてやった奴隷は過去にいないのだから。

『ああ…申し訳ございません!御主人様に、そのようなお手数をおかけしてしまい…』

『灯子、気にするな。俺を満足させた御褒美だ。』

『御主人様ぁ…』

『もういい、ゆっくり眠りなさい。おやすみ、灯子。』

灯子は吸い込まれるように眠りに落ちた。



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