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『うぅ』としか鳴けない
第4章 美しき奴隷
『御主人様!素敵ですわ!このロケーション、このお庭。そして緑が萌える匂い。』
これが、1時間前、あんなに淫らに乱れた灯子だ。
灯子は、お嬢様特有の気品を充分に備えたM奴隷なのだ。
思えば俺は、こんな灯子を粉々にぶっ壊すつもりで、「家畜奴隷」に仕立てようとしていた。
しかし、今のこの灯子を見るにつけ、それは大きな過ちであったことを認めないわけにはいかなかった。
このギャップこそが灯子の妖艶な魅力を引き出すことになるのだから。