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電池切れ
第2章 27歳・・初めての同窓会・・
「だけど・・どっちかっていったら、美月とは
幼馴染のまんまでいたかったんだ」
私の顔を覗き込む悟の眼差し・・
とっても優しい・・だけど
その言葉の意味は、私の期待を大きく外してくれちゃった・・
私が好きだってわかってたなら、私のことを
好きだと思ってくれたのなら・・
そんな思いがかけぬけたけど、
いまさら子供時代にさかのぼったってしょうがない。
淡く切ない・・それが初恋ってもんだ。
今は大人になって、そんなきれいで純粋な関係からは
遠く遠くかけ離れている関係で結ばれてるじゃない・・
「これからだって美月とはずっと幼馴染だ。
そこにこういう関係が・・付け加えられただけの話さ・・」
こうして始まった私たちの関係。
だけど次にその甘味を味わうまで、
5年の月日を見送らなきゃならなかったなんて・・