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電池切れ
第5章 32歳・・ルール違反
「まぁそういうふうに思われても仕方ないよな・・じゃあ・・
やめとくか」
悟はさらっと言い放った。
でもそれを聞いた途端、
私は抗議を懇願に変えた。
「そんな・・いや・・やめないで・・
やるもん・・やる・・!」
世の中の女たちが非難を浴びせるであろう男の勝手に
私は・・つきあった。
というよりは・・つきあわせてほしかった。
だって、次はいつになるかわからない・・
ニッコリと微笑む悟のうれしそうな顔。
あわただしく席を立ち店を出ると、そこから
いちばん近いラブホテルへと車を突っ込んだ。
海面を輝かせるほどの日差しを無視するような
ホテルの部屋の薄明りの中、
私は何もかも忘れて・・彼を受け入れた・・