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電池切れ
第6章 42歳・・3度目の同窓会
あのホテルの前で待ち合わせ。
それにしてもいい度胸だな、私・・
家からたいして離れていないこんな場所で、
男と楽しもうなんて・・
罪の意識?ないのかな、私・・
なんてことも
悟の顔を見たらすぐに忘れた。
時間を惜しむように急いで部屋に入る。
ドアを閉めるとすぐ、私達は抱き合った。
激しいキス・・
唇を甘噛みされたら腰から力が抜けていった・・
それから夢中で服を脱がせて・・
10年・・
10年待たされた甘味・・
それはそれは・・美味だった。
「美月、すごく熟れてる・・いいぞぉ」
「悟こそ・・40代のさらに大人の男の・・」
その先は言わずに、ヤツの胸元から下へと
この指を滑らせた。
「10年ぶり、だもんね・・そりゃ燃えるよ・・
でもよかった、またこうして・・」
悟の手が私の体をはっていく・・
背中をなぞられて身をよじる。
また力が・・抜けていく・・
「オレたち・・ずっとこの関係を続けられたらいいな。
美月はどうだ?」
「うん・・私も・・
悟にこうやって抱かれるのを
人生の楽しみにするよ」
「おおげさだなぁ!でもまぁ、そういうことだな。オレも・・
人生の楽しみにする!」
残りあと30分。
それでももう一度、と私を味わい始めた悟の背中に
爪の跡が残らないよう注意しながら手をまわした。
・・今年は何回味わえるかな・・
頭の片隅で冷静に考えていたけど、
悟を受け入れた瞬間・・
意識は白く遠のいていった。