この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
電池切れ
第8章 50歳・・現実・・それでも



私のシャツに手はかけたけど、

諦めたようにすぐにその手を下ろした。

今は店の中だから、そこから先へは進めないのは当然だけど。

なんだか様子がおかしい。



「あとでゆっくり・・はずせばいいでしょ、このボタン・・

 ね、したいでしょ?」



悟の手を取って、自分の腿の上に置く。

その手を滑らせて・・

と言わんばかりに。

だけど悟は・・

一瞬内側に手を這わせただけで、すぐにそこから離した。

だんだんとイライラしてくる。

どうしたのよ・・

なんで前みたいに求めないのよ・・



「ねぇ!どうしちゃったの?」



カウンターの上にのせた悟の手のひらを拳で叩く。

イテッと悟が声をあげる。



「ダメって、なんなの?おとなしくなったって・・

 それは他の女と、じゃないの?

 私とは別でしょ?ねぇ、ねぇ・・!」



駄々っ子はとうとう自分から

男の内腿に手を伸ばしていく。

なんて大胆なんだ、私・・



「歳取るとその気がなくなっていくって、だんだん

 気力なくなるって話、よく聞くけど、

 美月ぜんぜん大丈夫なのか?」



私に顔を向ける悟・・なんか

うらやましそうな顔してない?

なんで・・?


私・・まだまだ大丈夫、ていうより・・

最近異常なくらい・・欲しがってる・・

なぜなら・・




「うちね・・旦那が・・もうほとんどダメなの・・

 3つ上なんだけど・・すっかり元気なくしちゃって・・

 もう2年してないの・・」



できない、と思うと余計したくなる。

あまのじゃくな性格の私は特に、そう思う。

同窓会、と聞いただけで体に電流が走った。

やっと悟に会える、悟が願いをかなえてくれる・・と。

だから悟のこの反応は、意外であり

裏切りであるとさえ言いたくなった。


必ず・・目的を果たす!

私は懸命に説得を続けた。














/39ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ