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電池切れ
第8章 50歳・・現実・・それでも
「8年・・待ってたのよ、あなたのこと・・
人生の楽しみにするって、言ってたじゃない・・やっと
その楽しみを味わえる時がきたのに・・
どうして意地悪言うの・・?」
50の中年女には似つかわしくない、めいっぱいの
甘えた声をだし、悟を見つめた。
「意地悪なんかじゃないよ。オレだって
美月に会えるの
楽しみにしてきた。今だっておまえのこと・・
欲しいって・・
でもだめなんだよ。もうオレ・・」
その声に力がない。
どうしちゃったのよ・・?
せつなそうな横顔がよけいに色っぽく見えて・・
感じるのに・・