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第7章 不良女子奈津美の啖呵-後編2/2-

俺も激高してメタルエッジを疾風の如く振り込んだ。

強志はその衝撃を掌で受け止めた。


「オモチャの一撃なんか食らうかよ！」

まさに風を唸らせた、渾身の一撃が俺の腹に打ち込まれた。

「がはっ」


腹を押さえて屈もうとした時、

「一撃じゃあっけねぇぜ」

倒れることも許させず、回し蹴りが側頭部まで飛んできた。


「うぐはっ」

俺は吹っ飛ばされた。


「さすがダーリン！」

由紀は笑顔で強志を絶賛する。


「へへへ…不良狩りだ。この学区内でイキがるヤツァ全員潰してやる！」

強志が向かってくる。