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堕ちても
第2章 カマキリ
 
 
古びた木の戸を、がらりと開けた。

「おはよう、今日子ちゃん」

奥の方で、主人が新聞を読みながら言った。

「おはようございます」

主人に、愛想よくほほえむ。

いつもどおり、わたしはエプロンをつけ、棚の隅々をそうじし始めた。

わたしは、この古書店が大好きだった。

こどものころから通っていて、ここの主人も、わたしをずっと前から知っている。

コネというわけではないが、わたしはアルバイトとしてここで働いている。



むかしから、本が大好きだった。

本さえあれば、世のなかの悲惨な現状やら、世間の塵芥(ちりあくた)の世界から、逃避することができる。


そして、キタナイ、男からも―――。


 
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