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バックヤードの誘惑
第6章 深く・・深く・・ハマっていく・・
ラブホテルが立ち並ぶ街道沿いまで来ると
急にハンドルを切り、
ハデな看板の建物へと車を入れた。
部屋の中は、薄暗い中にところどころスポットがあたっていて、
極めつけがベッドの上をピンクに照らすライト。
その色に緊張がはじけそうになって
ベッドを見つめるしかできないでいた美佐江の体を、
いきなりベッドに押し倒す。
身を返して仰ぎ見る和樹の眼は
あざ笑っているように見えた。
「どーしよっかなぁ。ここで服をはぎ取るか、それとも
シャワー浴びてタオル巻いて出てきてもらおうかなぁ。
ね、どっちがいい?」
完全におもちゃだ。遊び道具だ。
悔しくて唇をかみしめたが、
彼に濡らされることを拒んだりできないと
わかっていた。
「シャワー・・浴びてきます・・」
引きずるような足取りでバスルームへと入り扉を閉める。
が、それは色のついた硝子の扉。
閉めても何の意味もない。
部屋にいる和樹からは丸見えだったから。
彼の視線にさらされるなか、背を向け服を脱ぎ始めた。
ブラとショーツだけになり、
どちらを先に脱ごうかと一瞬迷って手が止まると、
大きな音をたてて硝子の扉が開けられた。
驚き振り返ると、
全裸になった和樹が入ってきた。
そして笑いながら美佐江のブラのホックを外し、
ショーツを両手で下した。