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『先生』
第5章 先生か男か?
「せ・・せんせ・・・」
「先生って生き物は、オトコじゃないと思った?」

そ、そんなこと微塵も思ってない!
先生ほど私にとってオトコな存在はいない。

でも、あまりのびっくりさに思った言葉が口から出てこない。

「なぁ?俺はいつまで田島にとって『先生』なの?」

その言葉の後、先生はもう一度私にキスをした。

今度は、少し強くついばむように
何度も角度を変えてキスしていることを私に自覚させるような

そんなキスだった。

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