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俺もう鈍感のフリ辞めるわ
第9章 天然娘は計算できない!?
なんか天然過ぎて今までの女と違い、間違った感情で体を差し出そうとしているようだ。
それを意識しちゃうと、本当に良いのか?って不安になるなぁ...
『いいじゃねーか。せっかくだからヤっちまえよ?』
うはっ、何これ?悪魔の囁きですか?こんなの初めて...ちょっと天使の意見も聞いてみよう。
『相手が良いって言ってんだぞ?責任取る必要も無いんだ。ヤればいいじゃん』
えー...俺の心には悪魔しかいないの?仕方ない...
「じゃあ気持ちだけじゃなくて、ちゃんとお礼を受け取るよ」
「...はい...私だってちゃんと勉強しましたから...」
その勉強が不安なんだよ...まあとりあえずその成果を見せてくれ。
薫は顔を上げると俺と唇を重ねる。
「んんっ...」
エロ漫画で覚えたキスなんだろう...なんつーか...凄い濃厚。
俺の舌をちゅぱちゅぱ吸ったり...生暖かい息がムンムン漏れてる...
「先輩...どう...ですか?」
「うん、気持ちいいよ」
いやマジで...普通に良いと思う。
俺が答えるなり、薫は目頭を押さえてポロポロと涙を溢した。
「よかったぁ...私...こんなの初めてだったから、ちゃんとできてるか...不安で...」
あれ?この娘普通に可愛くない?