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俺もう鈍感のフリ辞めるわ
第3章 ツンデレ娘は好きですか?
「うん...でも...最初だけでいいから...キスしてくれる?」
芽衣は少し赤くなった瞳で俺を見て、芽衣らしからぬ健気な台詞を吐いた。
...今の俺の言葉って、たぶんお前がこれから言われる中でも最低の誘い文句だぞ...ホント普段からそうしてりゃ良いのに...
その健気さに免じてそれくらいなら...ツンと爪先立ちになる芽衣に被さるように、小さな唇を奪った。
「...ふぁ...」
たった一度だが凛子との経験が活きたのか、躊躇い無く舌を動かす間...芽衣は密着していなくても解る程震えている。
直ぐに泣く事からも感じられる通り、芽衣は態度のわりに臆病で気が小さい。
そんな芽衣が必死に耐えている姿はどこか新鮮さを感じさせ、想像以上に俺を昂らせた。
制服のシャツの牡丹を全て外すのももどかしく、胸元まで外した後は一気に捲り上げると、凛子と違って服の上からの見た目通りの控え目な膨らみ...
芽衣は俺が牡丹を外したり、制服に触れる度に俺の手に触れようとしたが、直前で拳をにぎり...ゆっくり引き戻す行為を繰り返し続けた。
「私の胸...小さいでしょ?」
「これはこれで芽衣の個性だと思うぞ」
下着をずらすと芽衣が恥ずかしそうに言うが、俺の適当な返事を聞くと、羞恥以外の理由で顔を赤く染めた。