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俺もう鈍感のフリ辞めるわ
第3章 ツンデレ娘は好きですか?
芽衣はぐっと歯を食い縛り、突然叫んだ。
「私だってそれくらいできるんだからね!!!」
声でけぇよ...誰か来たらどうすんだ。まあ...俺が女と居る時って不思議と邪魔が入らないけどさ。
「だから...さっきは...悪かっ...ごめんなさい...うっ...私も...ひぐっ...できるからぁ...一緒に...居てよ...」
ガチ泣きじゃねーか...でも本当におもしろい事になってしまった。
うーん...向こうから望むなら別に良いかな...考えてみれば俺が他の女と関係を持ってるって芽衣が最初から理解してれば、変に誤魔化す必要もないし...
まあやりたいようにやってからそれで嫌われても良いし、嫌われなければ...それは後で考えよう。
俺が芽衣に歩み寄りポケットからハンカチを差し出すと、芽衣はそれを受け取って涙を拭く。
「うっ....ありがと...」
うわぁ...ハンカチ出しただけでさっきのが帳消しになるくらい好感度上がった気がする。
思えば芽衣がちゃんと謝ったり礼を言うのは初めてじゃね?
普段からこんな風にしおらしかったら良いのにな。
俺は芽衣の肩に手を置いて囁く...
「俺の言う事聞けるか?」