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俺もう鈍感のフリ辞めるわ
第5章 生徒会室はナニするトコロ?
直美のシュールな懺悔は続いた。
「自分勝手だが...自分を偽っているくせに、皆が私を...完璧な人間だという目で見るのが...苦痛で...私だって...その...欲求不満になる事くらい...ある...」
そうだそうだ、全部吐いちまえよー。
「だから...そんなストレスを発散する為に...毎日...自分を...慰めてるんだ...」
「...慰めるって...?」
ごめんねー、僕ちゃん純粋だからそんな言葉じゃわかんないのー。
「...おっ...オナニーを...している...」
先輩の口からオナニーなんて単語を聞ける日が来るとは...
ダメだっ!!笑うな...声を我慢するんだ!!
俺のニヤけ顔が見えていない直美は、少しだけ吹っ切れた様子で続けた。
「それを続けている内に...自分が...完璧だと思われている自分が...そんなはしたない変態だという状況に...興奮を...覚えてしまって...辞められ...ないんだ...」
直美は上目遣いで、なんとか真顔に戻った俺を見ると、自嘲するような笑みを浮かべた。
「すまない...こんな...隼人君を困らせてしまうような事を言ってしまって...幻滅しただろう...?」